[2008年06月21日]

夏至といふ日の足どりのさびしき日

宮津昭彦

夏至が夏の季語。夏至の日も同意の季語です。
横須賀に引っ越してから太陽の動きに関心が深まり、「夏至」と「冬至」が身近になりました。
夏至は、24節気のひとつで北半球では1年中で昼がもっとも長く、夜がもっとも短くなります。太陽はこの日もっとも北により、北極では一日中陽が沈まない状態が続きます。
日の入りは、わたしの住んでいるマンションのベランダから毎日拝めますが、このころはちょうど一番右端の丹沢や大山あたりになります。そこからまた冬至に向かって左端の熱海の先まで移動してゆきます。富士山の上に落ちるのは9月3日ごろです。
この句は、頂点の夏至から太陽がこれから延々とまたぞろ冬に向かって移動してゆくのを足取りがさびしいと表現しています。
作者みやつ・あきひこは、1929年横浜市の生れ、俳句は戦後すぐに高校のクラス担任の俳人・大野林火に師事し、のちに「濱」同人になります。句集「積雪」があります。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2008年06月21日 06:59

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