[2008年07月02日]

夕顔ひらく女はそそのかされやすく

竹下しづの女(1887~1951)

夕顔が夏の季語。夕顔の花、夕顔棚も同意の季語です。
夕べに花を開き朝しぼむことから夕顔といいます。かの「源氏物語」の夕顔の巻きに「かの白く咲けるをなむ、夕顔と申しはべる」とあります。
この句のベースにも「源氏物語」があります。それを「そそのかされやすく」と表現しています。しかし、作者の思いはその反対と思います。源氏が女(夕顔)の元に通い、それにより、彼女をつらい死に至らしめることになり、花と女の一生、はかない夕顔にぴったりの世界が現出します。
作者たけした・しずのじょの紹介は、2005年5月10日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)

投稿者 m-staff : 2008年07月02日 06:28

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/2352