[2008年07月03日]

草いきれ鉄材錆びて積まれけり

杉田久女(1890~1946)

草いきれが夏の季語。草いきり、草の息も同意の季語です。
草いきれは、生い茂った夏草の草むらが太陽にやかれて、むせかえるようなにおいと湿気をのぼらせている様子をいいます。「いきれ」はむされるような熱気です。
蕪村に次の句があります。
草いきれ人死居ると札の立   蕪村
この句のような情景をよく見かけます。草いきれに交じって錆びた鉄のにおいがしてくるようです。
作者すぎた・ひさじょの紹介は、2005年1月26日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2008年07月03日 06:36

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