[2008年07月05日]

青葦の葉ずれ生きけふ老いき

千代田葛彦(1917~2003)

青葦(あおあし)が夏の季語。青芦、葦茂る、青葦原も同意の季語です。
水辺の葦は、春になれば芽を出して、夏になるとすすきに似た細長い葉が青々と茂り、1~2メートルにもなります。涼しげですね。
この句は、葦の青々とした様子の中に、人間の生の営みの老いを正面から見据えて深い感動を与えてくれます。
2008年4月21日のこの欄で紹介した次の句と対比してみてください。
若葦となり風騒に加はれり  葛彦
若葦は春の季語。さわやかな印象の句ですね。
作者ちよだ・くずひこの紹介は、2006年1月17日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2008年07月05日 05:15

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