[2008年07月10日]

翅わつててんとう虫の飛びいづる

高野素十(1893~1976)

てんとう(天道)虫が夏の季語。瓢虫(てんとうむし)、てんと虫も同意の季語です。
この句のように、後ろの翅(はね)を割って飛び立つ姿はいつ見ても幻想的ですね。
天道虫のほとんどが益虫ですが、「てんとうむしだまし」と呼ばれ、茄子や馬鈴薯の葉を食い荒らす害虫の天道虫もいます。それを表した同じ作者に次の句があります。
天道虫だましの中の天道虫     素十
いずれにしても作者の目の付け所には感心します。
作者たかの・すじゅうの紹介は、2005年2月23日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)
・昨日は虎ノ門まで仕事で出かけました。街が湿気の中に沈んでいました。

投稿者 m-staff : 2008年07月10日 05:45

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