[2008年07月19日]

椎の花まみれに遊び暮れしかな

石川桂郎(1909~75)

椎の花が夏の季語。花椎も同意の季語です。
三浦半島は暖かいせいか、椎の木が多く、椎はブナ科の常緑高木で、がっしりとした大樹です。我が国では関東以西に見られます。夏になると香りの強い小花をたくさんつけます。そのにおいはむせかえるようで、実の団栗は、丸く黒く艶があり、落ちるときに音を出し、種子は煎って食用になります。
この句は、椎の木の下で遊んでいた子供たちが花の落ちるのも忘れて夕暮れを迎えている様子を詩にしています。
松尾芭蕉に次の句があります。
まづ頼む椎の木もあり夏木立    芭蕉
椎の木もある夏木立が涼しさを呼んでくれます。
作者いしかわ・けいろうの紹介は、2006年2月8日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2008年07月19日 06:25

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