[2008年07月27日]

手花火のこぼす火の色水の色

後藤夜半(1895~1976)

手花火が夏の季語。線香花火、庭花火、ねずみ花火なども同意の季語です。
昨晩は「隅田川花火大会」、100万人近い人たちが繰り出したようです。花火大会の翌朝の寂しさは何ともいえません。
うまい句ですね。花火の句は誰でも作りますが、このような句のリズムがよく、清新な夢の世界をひろげてくれる句は珍しいように思います。線香花火の光が水に映り、一瞬の時間が過ぎてゆきます。
このごろは人家が密集していますから、花火をする場所を見つけるのに苦労します。むかし、子供たちと海や山で遊んだ花火の数々が思い出されます。
作者ごとう・やはんの紹介は、2005年9月6日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)

投稿者 m-staff : 2008年07月27日 06:58

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