[2008年08月06日]

全能母に縋れど天燃え原爆忌

中村草田男(1901~83)

原爆忌が夏の季語。原爆の日、原爆記念日、広島忌、平和祭なども同意の季語です。
広島に原子爆弾が投下されてから今日で63年目になります。30万人もの人が亡くなりましたが、いまだにその後遺症に苦しんでいる方がおられます。それを横目に見ながら世界は核問題で相変わらず揺れています。
作者はクリスチャンです。全能の母=マリアに祈りをささげ、縋(すが)っても、天が燃えて全てを焼き尽くす、これいかに!と嘆き悲しんでいるように思います。
原爆の民間人への使用は人の行った最大の愚行だ、と思います。平和の有り難さをかみ締めて、いつまでも平和であるようにと祈らざるを得ません。
作者なかむら・くさたおの紹介は、2005年1月23日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2008年08月06日 07:01

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