[2008年08月10日]

秋あつし鏡の奥にある素顔

桂 信子(1914~2004)

秋あつしが秋の季語。残暑、残る暑さ、秋暑(しゅうしょ)なども同意の季語です。
8月7日の立秋を過ぎても一向に涼しくなりません。秋の彼岸が過ぎるまでは暑さと同居の季節が続きます。へこたれなくがんばるしかありませんね。
この句は、女性ならではの作品です。鏡の中の化粧をしていない素顔を見るともなしに見ていると、またひとつ年をとって秋をひとつ重ねるのかな、と不意にさびしくなる作者の感性に共感します。
作者かつら・のぶこの紹介は、2005年6月4日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2008年08月10日 05:42

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