[2008年08月12日]

ひとところ暗きをくぐる踊の輪

橋本多佳子(1899~1963)

踊の輪が秋の季語。盆踊り、踊り子、踊り場、踊り歌、踊り太鼓、踊り傘、音頭取りなども同意の季語です。
俳句では、「盆踊り」を秋の季語としています。
ベランダから見える富士見小学校での町内の「盆踊り」は、9日、10日でした。「炭坑節」や「ズンドコ節」、「東京音頭」などが太鼓の音にあわせて繰り出されます。中央にしつらえた櫓(やぐら)を回って。誰もが楽しむものとして各地で盛んに行われています。
この句のように、櫓のまわりには暗くなったところを必ず見つけられます。光の当たる華やかなところばかりではない人生の行く方を暗示しているように見えます。
作者はしもと・たかこの紹介は、2005年1月25日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2008年08月12日 07:07

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