[2008年08月16日]

流燈や一つにはかにさかのぼる

飯田蛇笏(1885~1962)

流燈(りゅうとう)が秋の季語。燈篭流し、精霊流し、流燈会なども同意の季語です。
精霊送りと送り火をかねて、お盆の16日の燈篭に火をつけて、川や海に流すお盆の行事のひとつです。長崎では、精霊船を仕立てて海に出るようです。「精霊流し」という歌が流行りましたね。1974年にグレープがリリースをし、さだまさしが同名の本を自伝的小説として書き下ろしました。
水面に燈篭の火がひかり、波にただよい、少しずつ川下へ流れてゆく様子は切ないものです。この句のようにまだ帰りたくない故人の霊もありますね。
作者いいだ・だこつの紹介は、2005年1月31日を参照。
(出典:「新季寄せ」蝸牛社、1995年刊)

投稿者 m-staff : 2008年08月16日 05:20

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