[2008年08月19日]

鶏頭を三尺離れもの思ふ

細見綾子(1907~97)

鶏頭(けいとう)が秋の季語。鶏頭花、韓藍(からあい)も同意の季語です。
ヒユ科の一年草。夏から秋にかけて鶏の冠に似た真紅の花をつけることから鶏頭と呼ばれるようになりました。鶏頭は、熱帯アジアの原産で今では田園地帯の畑の中や庭先に咲いています。
次は、与謝野晶子の歌です。
「鶏頭は憤怒の王に似たれども水にうつしてみづからを愛づ」
この句の作者は、鶏頭から1メートルほど離れていったい何を思っているのでしょうか。鮮やかな赤にして深い黒の優艶な花の印象は、一度見たら忘れません。
作者ほそみ・あやこの紹介は、2005年3月19日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2008年08月19日 06:36

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/2408