[2008年09月06日]

梨をむく音のさびしく霧降れり

日野草城(1901~56)

梨が秋の季語。ありのみ、水梨、洋梨、ラ・フランス、梨狩、梨売
りなども同意の季語です。
我が家では、冷蔵庫に入れた梨の熟れ時を待ってもう1週間になり
ます。ようやく昨日食べましたが、口中に甘さがいっぱい日広がり
ました。
この句は、霧が降っている中で、一人さびしく梨の皮を剥いている
情景が浮かんできます。「さびしく」は、梨を剥く音と霧が降るの
両方にかかっています。失恋でもした若い女性を想像したくなりま
すね。
作者ひの・そうじょうの紹介は、2005年1月9日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)

投稿者 m-staff : 2008年09月06日 06:14

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