[2008年09月12日]

白萩のつめたく夕日こぼしけり

上村占魚(1920~96)

白萩が秋の季語。萩、小萩、山萩、野萩、こぼれ萩、乱れ萩なども同意の季語です。
萩は、秋になればどこでも見られるポピュラーな花です。秋の七草に数えられています。山上憶良(やまのうえおくら)が秋の野の代表として七種の花を数え、その筆頭に萩の花をあげて以来、われわれには愛されてきた花です。草冠に秋と書いて萩と読ませたことからもよくわかります。こぼれ萩や乱れ萩をみるとまるで雑草に見えることがありますね。
この句の作者の位置は、白い萩の花の群生にあり、まるで夕日をつめたくこぼしたように感じてしまったと詠っています。
作者うえむら・せんぎょの紹介は、2006年6月27日を参照。
(出典:「合本俳句歳時記・第三版」角川書店、2003年刊)

投稿者 m-staff : 2008年09月12日 05:55

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