[2008年09月20日]

落つる日に影さへうすきかがしかな

加舎白雄(1738~91)

案山子(かがし)が秋の季語。捨案山子も同意の季語です。
案山子は、古くから稲をはじめとする農作物を鳥獣の害から守るために竹やわらで作られた人形です。鳥などを脅すためのものですが、一本足の案山子がいつのまに傾いで立っている様子は哀れです。
この句は、落日の中で用済みになった案山子の寂しさが伝わってくるようですね。
作者かや・しらおは、江戸中期の俳人、本名は吉春。信州上田の生れ。各地を放浪の上、江戸に春秋庵を開きました。飾りの無い句風を主張し、蕉風俳諧の作法を平易に説きました。
(出典:「新季寄せ」蝸牛社、1995年刊)
・台風13号が相模湾をかすめて北上しました。午前3時が風のピークでした。

投稿者 m-staff : 2008年09月20日 06:50

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