[2008年09月27日]

甘藷を掘る一家の端にわれも掘る

西東三鬼(1900~62)

甘藷(かんしょ)が秋の季語。甘藷(いも)、唐薯、琉球薯、薩摩薯、紅薯なども同意の季語です。
先日、バスの中で広告に、「三浦の観光農園でさつまいも掘り」入場料800円で5キロまでというのを見かけました。観光という名前でさつまいもを掘らせるという試みに首をかしげました。わたしが北海道で中学生であったころは、実習の中に馬鈴薯掘りがあり、子供心にそれは大変でしたね。もう二度とやりたくないと思いました。
それがなんと遊びというか観光になっているのが不思議です。時代が変わったのでしょうか。この句は、戦後すぐの食糧事情を反映しているようです。
作者さいとう・さんきの紹介は、2005年1月18日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)

投稿者 m-staff : 2008年09月27日 06:54

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