[2008年10月02日]

日月のうつろに一葉舞ひにけり

中川宋淵(1907~84)

一葉(いちよう)が秋の季語。ひとは、桐一葉、一葉落つ、桐の葉落つ、一葉散る、桐散るも同意の季語です。
桐の葉は、広い卵型の大きな葉で、風もないのに、はらりと落ちてきます。「一葉落ちて天下の秋を知る」淮南子(えなんじ)の有名な言葉があります。
作者は、禅の高僧で三島の龍澤寺の住職でした。この句はまことにうまい句です。日月が虚ろに過ぎてゆく中で、桐の葉が一枚ひらりと舞い落ちてゆきます。日常は切れ目なしに時間を刻んでゆきます。切れ字の「けり」が句を引き締めていますね。
作者なかがわ・そうえんの紹介は、2005年3月14日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・今日の句に合わせたように、清原選手がユニフォームを脱ぎました。ホームランを打つために体を大きくし、それで膝を痛め、23年間の選手生活の幕を閉じました。松井選手も同じ道を歩みそうです。

投稿者 m-staff : 2008年10月02日 07:03

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