[2008年10月04日]

嵯峨菊も十日の菊となりしかな

加藤三七子(1925~2005)

十日の菊が秋の季語。残菊、残る菊、菊残るなども同意の季語です。
陰暦九月九日の重陽、菊の節句のあとに咲く菊を「残りの菊、十日の菊」といいます。時宜をはずした役に立たないもののたとえです。
「六日の菖蒲、十日の菊」とは、五月五日の端午の節句、九月九日の重陽の節句を過ぎたあとの菖蒲と菊のことですが、いまではこの季節感も相当にずれていますね。
この句は、見たまま感じたままを句にしています。その当たり前さがいいですね。
この句にある京都の嵯峨菊は、中菊で、ほかの地方には肥後菊、伊勢菊などがあります。
今日は「里親デー」、NHKの朝ドラ「瞳」を思い出します。
作者かとう・みなこの紹介は、2005年5月22日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2008年10月04日 07:26

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