[2008年10月17日]

背高泡立草鉄砲隊をひた隠し

星野紗一

背高泡立草(せいたかあわだちそう)が秋の季語。秋の麒麟草、泡立ち草も同意の季語です。
そこかしこにはびこっている草で何方もよい印象のない草です。
北米原産の帰化植物で、日本に渡来したのは明治にはじめごろといわれていますが、いまでは各地の土手や荒地、休耕田に大集落を作っています。
この句は、従軍した経験のある作者の皮膚感覚をあらわす句に仕上がっています。
「くりはま花の国」でもその勢いを示しておりました。
作者ほしの・さいちは、1921年浦和市の出れ、俳人の父・星野茅村は、「麗和」を主宰。俳句は父の影響で少年時代からはじめ、大学時代はその世話人をつとめました。戦後は一貫して長谷川かな女の「水明」に所属し、のちに三代目の主宰になりました。
(出典:「新版・俳句歳時記」雄山閣、2003年刊)

投稿者 m-staff : 2008年10月17日 09:06

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