[2008年11月01日]

黙々と夫が喰ひをりぬかごめし

加藤知世子(1909~86)

ぬかごめし(零余子飯)が秋の季語。むかご飯も同意の季語です。
自然薯や長いもなどの葉液にできる小粒な芽のことで、珠芽(しゅが)ともいいます。形はさまざまです。不思議な味がしますね。
ぬかごをご飯に炊き込んだ風味は素朴で独特で、我が家でも先日賞味しました。
この句の夫(つま)は、俳人・加藤楸邨。黙々と一人でぬかご飯を食べている様子がうかがえます。かの俳人の日常を喝破していますね。1968年に作られました。
今日から11月、さあ、今年もあと2か月。いい年で終わりたいも
のですね。野球の日本シリーズが開幕です。強い巨人が戻ってきま
した。
作者かとう・ちよこの紹介は、2005年7月4日を参照。
(出典:「加藤知世子全句集」邑書林、1991年刊)

投稿者 m-staff : 2008年11月01日 06:52

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