[2008年11月12日]

鎌倉のこの谷戸知らず冬紅葉

星野立子(1903~84)

冬紅葉が冬の季語。残る紅葉も同意の季語です。
「谷戸」は、谷のことで、「やつ」と呼びます。関東地方で特に鎌倉辺りでこういいます。一説にはアイヌ語から来ていると言われていますが、やち、やとなどともいわれ、低湿地を意味します。
作者の住んでいた鎌倉には、数え切れないほどの「谷戸」があり、その谷戸のひとつには、冬になってもまだ散っていない紅葉があることよ、と詠っています。まことにうまい句ですね。
15日には江ノ島へ「炎環」横浜句会の吟行に行きますので、その折に鎌倉で横須賀線から江ノ電に乗り換えます。冬紅葉を車窓から見てこようと思っています。
作者ほしの・たつこの紹介は、2005年2月9日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)
・サイトのトップを「新秋会:師走の集い」に変えました。関係者はご注意ください。

投稿者 m-staff : 2008年11月12日 06:19

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