[2008年11月13日]

蜜柑山の中に村あり海もあり

藤後左右(1908~91)

蜜柑山(みかんやま)が秋の季語。蜜柑、蜜柑畑も同意の季語です。
三浦半島でも少しばかりの蜜柑山を見つけることができます。
北海道に住んでいた小さいころは、ストーブに当たりながら蜜柑を食べるのが好きで、手の指が黄色く、顔も同じになるほど食べました。冬になると蜜柑を食べることが田舎の風習でした。本州に来て、蜜柑がたわわに実っている風景を見たときにはとても感激しましたね。
この句は、伊豆半島の僻村が舞台のように読めます。蜜柑山の中に村があったり、海があったり、谷内六郎の世界ですね。
作者とうご・さゆうは、鹿児島県志布志の生れ、大学在学中に「ホトトギス」の巻頭を飾り、「京大俳句」の創刊から参加しました。戦後は郷里で病院長を長く務めました。六八六型の十七字ではない二十字の口語俳句を提唱したことでも知られています。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)
・今朝はベランダから雪の富士山と相模湾がきれいに見えます。

投稿者 m-staff : 2008年11月13日 06:35

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