[2008年11月21日]

返り花翳は地よりも空にあり

大野林火(1904~82)

返り花が冬の季語。帰り花、帰り咲き、狂い咲き、二度咲き、忘れ花、狂い花なども同意の季語です。
温かな日和がつづくと草木が季節はずれに咲き出すことがあります。返り花には、梅、桜、梨、つつじ、山吹、たんぽぽなど多くの種類に見られます。
返り花を見かけると驚きと同時に可哀想になりますね。この句は、その様子を「翳(かげ)」は、地上よりも空にあると喝破しています。良いところに目をつけましたね。確かに地上の花々は、空の天気の良し悪しに左右されて地上のものがそれについてゆけない状況となります。
作者おおの・りんかの紹介は、2005年6月13日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・日本海側は、雪。太平洋側は強風で快晴。冬型配置ですね。

投稿者 m-staff : 2008年11月21日 06:21

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