[2008年11月24日]

身の影の消え失せてゐる枯野かな

石原八束(1919~98)

枯野が冬の季語。枯れ原、裸野、枯野道、枯野宿、枯野人なども同意の季語です。
何となくわびしくかなしい季語ですね。
芭蕉の次の句が有名です。
旅に病んで夢は枯野をかけ廻る   芭蕉
枯野を行く人は、どこに身を置いたらよいのでしょうか。この句は、草木が冬枯れている野にさびしい思いの作者が自分の影が消えてしまったと詠っています。第12句集「人とその影」に所収されています。
作者いしはら・やつかの紹介は、2005年9月5日を参照。
(出典:阿部誠文著「輝ける俳人たち」巴書林、1996年刊)

投稿者 m-staff : 2008年11月24日 10:26

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/2521