[2008年11月28日]

石蕗の花心の崖に日々ひらく

横山白虹(1899~1983)

石蕗(つわ)の花が冬の季語。いしぶき、石蕗(つはぶき)も同意の季語です。
「心の崖」に魅かれました。
先日の江の島吟行では、江島神社に登る石段の途中に黄色い石蕗の花がいたるところに咲いていました。
石蕗の花は、寒い地方をのぞく海岸沿いに自生するキク科の多年草です。花茎を伸ばして鮮やかな黄色の花をつけます。
この句は、さりげなく美しく葉がいつも艶々している石蕗の花を心の中の暗部に対比して鮮やかに描ききっています。
作者よこやま・はっこうの紹介は、2005年6月26日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)

投稿者 m-staff : 2008年11月28日 06:59

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