[2008年12月12日]

枯色として華やげるものもあり

稲畑汀子

枯色が冬の季語。冬枯れ、枯れ、枯るるも同意の季語です。
「枯れ」という言葉がつけば冬の季語と思ってよいでしょう。
冬枯れになるとなべて枯れた色にすべてが覆われてしまいますが、中にはそれに抗して華やいでいる草木も見られます。
西行に次の歌があります。
冬枯のすざましげなる山里に月のすむこそあはれなりける 
冬枯の山里にかかっている月があわれに村の住まいを写していると詠っています。
この句は、人も見過ごしそうな風景の中にも一瞬華やぐものがあると、その動きをきちんと捉えています。 
作者いなはた・ていこの紹介は、2005年3月20日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)
・新聞のプロ野球選手契約更改の欄を毎日見ています。

投稿者 m-staff : 2008年12月12日 07:29

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