[2008年12月30日]

注連はるや神も仏も一つ棚

阿部みどり女(1886~1980)

注連(しめ)はるが冬の季語。注連飾る、一夜飾りも同意の季語です。
門松が立ち、注連が飾られ、いよいよお正月ですね。
注連飾りは、古くは年縄、標(しめ)縄ともいわれ、正月を迎えて、年神のいる聖域、清浄な区域を示すための縄張りの意味があります。いまは習慣になっているだけでどなたも何も感じていないようです。注連飾りの役目は家長とか年男でした。大晦日に飾ると一夜飾りといって忌まれ、遅くとも30日に飾ります。
この句のお宅は、神棚と仏壇の役割を棚がしているという面白さにひかれ掲載しました。日本人にとって神さんと仏さんは一緒に見えますね。
作者あべ・みどりじょの紹介は、2005年6月2日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2008年12月30日 07:26

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