[2009年01月03日]

一人居や思ふ事なき三ヶ日

夏目漱石 (1867~1916)

三ヶ日が新年の季語。
1月の1日、2日、3日を総称して三ヶ日といいます。この句は、
いかにもへそ曲がりの漱石らしい句といってしまえば身もふたもありませんが、正月気分の誰もが喜んで新年を迎えているというのに物思うことが無いなんて、一人で何か考え事をしている文人の顔が目に浮かぶようですね。
上五でいきなり「一人居」といわれてしまえば、何処かから「お笑い芸人」でも呼んできて、漱石先生を笑わせてあげたくなります。そういえば、物書きの頭の中は、1年中休みはありません。しんどい商売ですね。
作者なつめ・そうせきの紹介は、2005年2月17日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2009年01月03日 10:03

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/2568