[2009年01月07日]

七種や故郷遠からず近からず

中村苑子(1913~2001)

七種(ななくさ)が新年の季語。春の七種、七草、七草売り、七草籠も同意の季語です。
「せり、なづな、ごぎょう、はこべら、仏の座、すずな(大根)、すずしろこれぞ七種」と昔から言い伝えられ、これらを新年に食べると病気にかからずに1年を過ごせるといわれています。いまではコンビニに簡単なものが売られるようになりました。
七種を入れたおかゆも季語になっています。このほうが親しみやすいのかも知れませんね。
この句のような都会暮らしの人には、何かのときに故郷(くに)が突然現れます。日常は、忘れている故郷も「七種かゆ」などを食べていると浮かんでくるようです。
作者なかむら・そのこの紹介は、2005年3月25日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)
・わたしの故郷は雪の中。

投稿者 m-staff : 2009年01月07日 07:53

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