[2009年01月13日]

福寿草ゆるやかに過ぐ今の刻

能村登四郎(1911~2001)

福寿草が新年の季語。元日草も同意の季語です。
新年の植物はまことに少ないものです。中でもその名前の持つ縁起のよさと花の乏しいころに咲く暖かい黄金色が気に入れられて正月の飾りとしてよく用いられます。栽培されたのは江戸時代の初期からとされています。
この句は、その福寿草が床の間に飾られていて、馥郁(ふくいく)とした香りを漂わせて、ゆったりと時間が過ぎてゆく様子が伝わってきます。「今の刻(こく)」が面白い表現ですね。
作者のむら・としろうの紹介は、2006年8月20日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)
・今朝は快晴、富士山の上に残りの月が出ていました。

投稿者 m-staff : 2009年01月13日 07:50

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