[2009年01月18日]

ふくろうはふくろうでわたしはわたしでねむれない

種田山頭火(1882~1940)

ふくろう(梟)が冬の季語。梟鳴く、母食い鳥、しまふくろう、しろふくろうも同意の季語です。
ふくろうは、可愛く見えるので好きな人と、不気味な感じがするので嫌いな人に分かれるようです。森の茂みや木の洞に住んでいるのですが、ほとんど日常に見かけることは無くなりました。ふくろうは、夜間に出てきて、野鼠などを食べます。
この句は、わたし(作者)とふくろうを同列に置いて、互いに一人身を眠られずにいると嘆いているように見えますが、焦燥感とか悲壮感はあまり感じられません。ここが山頭火の多くの人に好かれる理由のように思います。1932(昭和7)年6月には次の句を作っています。作者は常時「死」と隣り合わせでした。
ここの土とならうお寺のふくろう   山頭火
作者たねだ・さんとうかの紹介は、2005年2月20日を参照。
(出典:「集成・昭和の俳句」小学館、1995年刊)
・昨日は横浜で初句会。マスクをしている人が目立ちました。

投稿者 m-staff : 2009年01月18日 09:51

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