[2009年01月22日]

寒行の早き歩みに町残り

中村汀女(1900~89)

寒行(かんぎょう)が冬の季語。寒垢離(かんごり)も同意の季語です。
寒行は、寒の30日の間、冷水を浴びたり、滝に打たれたりして神仏に祈願を込める荒行をいいます。テレビなどで紹介している映像を見て、わたしは震えております。
またこの句のように、寒中に鉦や太鼓を叩いて念仏、お題目を唱えて市中を歩く荒行者もいます。その一団が過ぎていった町がひっそりとした様子を詠っています。
同じ作者に次の句があります。
寒行の跣足の音の聞えねど    汀女
跣足(はだし)では音は聞こえませんね。
作者なかむら・ていじょの紹介は、2005年1月4日を参照。
(出典:「集成・昭和の俳句」小学館、1995年刊)
・ゴヤの作品とされてきた「巨人」は、弟子のアセンシア・フリアの作品とのこと。マドリードのプラド美術館で印象深く見たことを思い出しました。

投稿者 m-staff : 2009年01月22日 07:54

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