[2009年01月23日]

缶蹴りの缶は鮭缶寒の空

三輪初子

寒の空が冬の季語。寒の内、寒中、寒四郎、寒九も同意の季語です。
寒中の空に、缶蹴りをしている男の子がいます。どこのでもある風景です。その缶は近頃、目にすることの少なくなった鮭の缶です。いささかノスタルジーを感じますね。鮭の缶の読み方は、「しゃけかん」と読めばいっそうリズミカルです。かん、かんと4つの韻を踏んでいるのが効果的です。季語の寒の空がまたよく効いていますね。
家路につく少年が作り出す缶の音が聞こえてきそうな夕暮れを想像します。
作者みわ・はつこの紹介は、2008年1月2日を参照。
(出典:三輪初子著「火を愛して水を愛して」文学の森、2007年刊)
・ちょっと風邪気味、気をつけなくては。
・・今日で「日めくり俳句」が1,500日目。

投稿者 m-staff : 2009年01月23日 10:28

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