[2009年02月01日]

年々に春待つこころこまやかに

下田実花(1907~84)

春待つが冬の季語。待春(たいしゅん)、春を待つも同意の季語です。
春待つは春の訪れを待つ心です。寒気は一向に衰えを見せませんが、何やら日の光に精気が感じられて、たそがれの明るさに幾分か日脚の伸びるような頃をいいます。
年をとればとるほど、春の訪れを待つ気持ちが高まります。「春近し」よりも待ちわびる気持ちが強く感じます。ことに雪に埋もれている北国や寒さにがんじがらめになっている人々にはよりいっそうこの気分になることでしょうね。
この句は、「年々(ねんねん)」にこの言葉の意味を持たせています。
また、女性らしい細やかな愛情を感じます。
作者しもだ・じつかの紹介は、2006年10月24日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)
・さあ、今日から2月、いつもこの月は短いのですが、何かが起こるという印象があります。1年でもっとも緊張する季節に入りました。

投稿者 m-staff : 2009年02月01日 05:16

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