[2009年02月08日]

かぼそさを耳たぶにため針供養

河野多希女

針供養が春の季語。針祭る、針納め、納め針、供養針も同意の季語です。
関東では2月8日、関西では12月8日に、針仕事を休んで、折れた針を集めて豆腐やこんにゃくに刺して供養をします。そのあとに近くの淡島神社などへ納めに行きます。
この行事は、針の供養と同時に裁縫が上達すること祈っています。
この句は、女性らしい細やかなところに目をつけています。特に「みみたぶにかぼそさをためる」というくだりは女性特有の心象表現でうまいですね。感心しました。
作者こうの・たきじょの紹介は、2008年10月7日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2009年02月08日 09:00

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