[2009年02月09日]

白梅や老子無心の旅に住む

金子兜太

白梅が春の季語。梅、野梅(やばい)、春告草(はるつげぐさ)、臥竜梅(がりょうばい)、枝垂れ梅、盆梅(ぼんばい)、老梅、梅林、梅園なども同意の季語がたくさんあります。
散歩道の農家の庭に梅の木がいくつもあります。その中の一本の木が白い梅を咲かせ始めました。毎年のことですが、いよいよ春の訪れかとこころが躍ります。いいですね。その旧家には、白梅、紅梅、枝垂れ梅の木が並んでいます。このところは、雨戸をずっと閉めたままです。もう人が住んでいないのかしらと案じられます。
この句は、1年中旅にある、俳人の感慨を句にしています。老子は兜太、御大のことです。
同じ作者に次の句があります。感覚は現代詩に近いでしょうね。
梅咲いて庭中に青鮫が来ている    兜太
作者かねこ・とうたの紹介は、2005 年1月27日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2009年02月09日 08:51

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