[2009年02月26日]

ゆふぐれのしづかな雨や水草生ふ

日野草城(1901~56)

水草(みくさ)生(お)ふが春の季語。藻草生ふ、水草生ひ初(そ)むなども同意の季語です。
文語調のしっとりとした味わいのある色調の句ですね。
水草生うは、水が温んできたころ、池や川、沼などに色々な草の生えてくることを言います。水草が生え始めることで水が温み始めたことがわかります。水中に沈んでいた金魚藻などが流れ始めています。水底に根を下ろしている菱、河骨(こうぼね)、水葵などが元気になります。
この句は、大きな湖や沼ではなく、すぐその辺の小川を想像します。
作者の心の想いが句になっています。
作者ひの・そうじょうの紹介は、2005 年1月9日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)
・今日は、73年前の2・26事件の日。

投稿者 m-staff : 2009年02月26日 09:55

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