[2009年02月27日]

かたかごの花のふるへの愁かな

上村占魚((1920~96)

かたかごの花が春の季語。片栗の花、堅香子(かたかご)の花も同意の季語です。
相模原への墓参りの帰りに城山により、片栗の花を見に行きました。私有地の山の傾斜面の樹林にたくさん自生しています。紅紫色の花弁を反転させて、群落をなして咲きます。これからがシーズンですね。発芽から開花まで8年がかりで一花が出来上がります。気の長い話ですが、葉を一枚だけしか出さない株が多いので、片葉鹿子(かたはかのこ)が転じて堅香子の古名が生まれたといわれています。
うつむき加減の可憐な花は、何か愁(うれ)いを含んでいるように見えます。印象深い花です。
作者うえむら・せんぎょの紹介は、2006 年6月27日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2009年02月27日 09:39

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