[2009年03月04日]

引き潮の刻得て流す雛かな

鈴木真砂女(1906~2003)

流し雛が春の季語。雛流し、雛送り、捨雛も同意の季語です。
近くの淡島神社での「雛流し」を見たことがあります。
小さな船に、古い雛や焼き物の雛、安物の雛、紙の雛を乗せて湾内を巡り沖に流しました。
一般には、3月3日の夕方、火をともして川辺まで行き、雛を流す風習です。古くから祓いに用いた形代(かたしろ)は、穢れを移されたものとして川に流しました。この風習がもとになってほかの行事に結びついて一家の災厄を払うものとして雛流しが行われるようになりました。
この句は、引き潮に乗せて海へ流れる雛の行方を女性が見つめているように写ります。
作者すずき・まさじょの紹介は、2005年1月16日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)
・横須賀は雪になりませんでした。

投稿者 m-staff : 2009年03月04日 09:42

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