[2009年03月05日]

啓蟄や指輪廻せば魔女のごと

鍵和田秞子

啓蟄(けいちつ)が春の季語。
24節気のひとつで陰暦2月の節のことです。
雨水のあと15日目で今年は5日になります。土の中に冬眠していた虫が動き穴から出てくることをいいます。「蟻穴を出づ」や「地虫穴を出づ」なども「啓蟄」と関連した季語になります。
このころになると、かすかに地を揺るがすように雷が鳴って、それで冬眠の虫が目を覚ますと考えて、虫だしの雷、虫だし、蟄雷などといいました。
この句では、可笑しくも魔女が指輪を廻せば、虫たちが地中から目を覚まして起きてくると表現しています。今年は天気が安定せずに虫たちも地中から出るに出られない状況ですね。
作者かぎわだ・ゆうこの紹介は、2005年5月28日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2009年03月05日 10:07

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