[2009年03月07日]

雪の降る山を見てゐる桃の花

福田甲子雄(1927~2005)

桃の花が春の季語。花桃、緋桃、源平桃も同意の季語です。
春は、梅、椿、桃、桜など、次々に花を咲かせてゆきます。
桃は、バラ科の落葉中木。中国の原産です。葉の出る前に花を咲かせます。果実を食する桃と、花を楽しむ花桃に大きく分かれ、果実用の品種は桃色の花を咲かせ、花桃には濃い紅、濃い紫、白などの種類があります。桃の花が咲いている場所は昔から桃源郷といわれています。
この句は、さしずめ甲州の桃の花を思わせます。遠くに雪が降り積もっている山々が見え、近くに桃の花が一面をピンクに染めて咲いています。
作者ふくだ・きねおの紹介は、2006年2月5日を参照。
(出典:「季語の花―春」ティービーエスブリタニカ、2001年刊)

投稿者 m-staff : 2009年03月07日 09:57

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