[2009年03月09日]

たんぽぽの上に強風の村黄なり

飯田龍太(1920~2007)

たんぽぽが春の季語。蒲公英、鼓草、藤菜、田奈なども同意の季語です。
散歩をするたびに、道筋に黄色のたんぽぽの咲いている数がどんどん増えています。
たんぽぽは、種類が多く、白と黄色に分けられます。蒲公英を黄色と思い込んでいるのは関東以北で、特に関西以西の九州では白色が多く見られます。
たんぽぽの咲くころは、大陸からの風に乗って黄砂が降り、作者の甲州の村の上にも黄色の砂が降っています。その下で今日も蒲公英が健気に咲いている光景がまぶたに浮かびます。
作者いいだ・りゅうたの紹介は、2005年1月31日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2009年03月09日 09:59

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