[2009年03月10日]

春蘭に尾根つたひくる日のひかり

斉藤梅子

春蘭(しゅんらん)が春の季語。ほくり、ほくろ、はくり、えくりなども同意の季語です。
ラン科の常緑多年草で低山や山林の日当たりのよいところに自生しています。花弁に赤紫色の斑点があるので、ほくろ、じじばばなどの異名があります。観賞用に古くから栽培されています。
この句は、雑木の多い山などに自生している春蘭に山の尾根から薄日がさしている様子をたしかに捉えていますね。
作者さいとう・うめこは、1929年徳島県の生れ、俳句は桂 信子に師事し、現代俳句女流賞、徳島県出版文化賞を受賞。平成4年から「青海波」を創刊主宰しています。句集「青海波」「朱夏」などがあります。
(出典:「季語の花―春」ティービーエスブリタニカ、2001年刊)

投稿者 m-staff : 2009年03月10日 10:18

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