[2009年03月13日]

この路地を芙美子出てくる豆の花

辻 桃子

豆の花が春の季語。蚕豆の花も同意の季語です。
豆の花の茎は四角で葉は緑白色、白または赤紫色で黒い斑点のある蝶形の花をつけます。
花の後に、いくつもの莢が空に向いてふくらみ実を結ぶので、そらまめという名前がつきました。蚕豆をゆでると淡いみどりの味がします。
芙美子は、林 芙美子(1904~51)のことで、「放浪記」の作者。「清貧の書」「晩菊」「浮雲」などの名作を作りました。下町に咲いている豆の花との取り合わせが新鮮に響きます。
作者つじ・ももこは、1945年横浜生れ、俳句は楠本憲吉、藤田湘子の指導を受け、その後独立して「童子」を創刊主宰、新しい俳句の可能性を追求しています。俳句を新しく始める人への入門書を出版しています。
(出典:「合本俳句歳時記・第三版」角川書店、2003年刊)

投稿者 m-staff : 2009年03月13日 10:02

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