[2009年03月14日]

大病の後の無聊や葱坊主

松本たかし(1906~56)

葱坊主(ねぎぼうず)が春の季語。葱の花、葱の擬宝(ぎぼ)も同意の季語です。
仲春の畑を歩いているとあちこちで葱畑に白い頭を並べている葱坊主を見ることができます。ユーモラスで愛らしい姿です。一本ずつ見ると小坊主ですが、まとまると葱の兵隊ですね。
葉の間から茎が伸びててっぺんに無数の花が集まって球状を作ることから葱坊主と呼ばれています。別に橋の欄干の擬宝珠(ぎぼしゅ)に似ていることから葱の擬宝ともいわれます。
この句は、元気で可憐な葱坊主に比べて、病気ばかりしている無聊(ぶりょう)な作者の嘆息をもらす声が聞こえてくるようです。
作者まつもと・たかしの紹介は、2005年4月18日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)
・WBC第2次予選に日本はキューバと対戦。打者のふんばりがポイントです。

投稿者 m-staff : 2009年03月14日 09:46

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