[2009年04月06日]

春陰や眠る田螺の一ゆるぎ

原 石鼎(1886~1951)

春陰(しゅんいん)が春の季語。
春は、快晴といった天気がなかなか見られません。春陰は、曇りがちな春の天候のことを言います。「花ぐもり」とよく似た季語ですが、それよりも言葉の感じはそれよりも暗く、どこかに新鮮な響きがあります。
この句は、どんよりと曇った田んぼに眠っている田螺(たにし)に仮託した作者のイメージが伝わってきます。その田螺が春眠から覚めたようにひとゆるぎをして眠りから覚めたように見えます。
作者あかお・とうしの紹介は、2005年10月30日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)
・北朝鮮のミサイル事件、平成の眠りを覚ます一発か。

投稿者 m-staff : 2009年04月06日 10:03

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