[2009年04月13日]

きのふ近江けふは吉野の花衣

福永耕二(1938~90)

花衣(はなごろも)が春の季語。花見衣も同意の季語です。
花見のころに着る女性の美しい着物のことをいいます。現在は、着物だけではなく、花見に着てゆく女性の服装全般を花にたとえていうようです。元禄時代には、花見小袖といって絢爛なししゅうなどの小袖を花見の幕に打ちかけたりする風俗があったりしていますが、現代ではどうでしょうか。ジーパン姿も着る人によっては花衣ですね。
この句は、昨日は滋賀県の近江、今日は奈良県の吉野に花見に行く女性の姿をユーモラスにまとめています。
作者ふくなが・こうじの紹介は、2006年4月9日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2009年04月13日 09:03

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