[2009年04月14日]

塔礎石いまも埋もれず花なづな

桂 樟蹊子(1909~93)

花なづなが春の季語。ぺんぺん草、薺(なずな)の花、三味線草も同意の季語です。
「ぺんぺん草も生えない」などといわれていますが、どこにでも見られる元気のよい花です。アブラナ科の2年草で、田んぼや路傍に生えていて、春の七草のひとつです。白い小さな花を房状に多く咲かせます。花の後に三味線の撥(ばち)のような実をつけるので三味線草とも呼ばれています。
この句は、古い塔の礎石にぺんぺん草が咲いていて、あたかも塔を守っているように見える、と詠っています。
作者かつら・しょうけいしの紹介は、2006年6月22日を参照。
(出典:「合本俳句歳時記・第三版」角川書店、2003年刊)
・久しぶりに雨の匂いがします。

投稿者 m-staff : 2009年04月14日 09:24

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