[2009年04月19日]

灯ともせば満天星の花をこぼしつぐ

金尾梅の門(1900~80)

満天星(どうだん)、どうだん躑躅も同意の季語です。
可憐に咲く花です。ツツジ科の落葉低木。山地に自生していますが、主に庭園や生垣に植えられています。丸く刈り込んだのをよく見かけます。新葉とともに長い柄のある鈴蘭に似た壺状の白い花を多く垂らして揺れています。どうだんは、灯台が訛ったものといいます。灯台といって海のではなく、満天星の細い小枝が交錯して出ている形が、たいまつを燃やす「結び灯台」の脚に似ているところからきました。
この句は、花が一気に灯(ひ)を点したならば、浮き出てくるような光景を詠っています。
作者かなお・うめのかどの紹介は、2008年2月16日を参照。
(出典:「季語の花―春」ティービーエスブリタニカ、2001年刊)

投稿者 m-staff : 2009年04月19日 09:09

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