[2009年04月29日]

うつぶせに水は流るる花杏

上田五千石(1933~97)

花杏(はなあんず)が春の季語。杏の花、からももの花も同意の季語です。
桃よりも梅に似ていますが、淡い紅色や白の五弁花を開きます。花の咲く季節に遠くから眺めると、枝の伸びた木にほんのりと紅がかかり、すばらしい風景です。
杏は、バラ科の落葉高木で、中国が原産。薬用として平安時代に渡来して「からもも」の名前があります。東北や甲信越地方で多く栽培されています。
この句は、花杏が咲いている里の川は「うつぶせに」水が流れていると表現しています。作者の微妙感覚に惹かれます。
今日は昭和の日。昭和天皇の誕生日です。
作者うえだ・ごせんごくの紹介は、2005年1月19日を参照。
(出典:「季語の花―春」ティービーエスブリタニカ、2001年刊)
・今日の天気図は、日本列島すべて晴れマーク。

投稿者 m-staff : 2009年04月29日 08:31

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